天職を紐解く

【天職を紐解く】大ヒット映画・ドラマ作曲家に学ぶ、没入人生のヒント《ノグチリョウ》

没入人生の翻訳家・プロインタビュアーのオガワタカシです。。

日々、一流人にインタビューをしたり(紅白歌手、サッカー日本代表、ベストセラー作家、一流俳優など。)
没入図鑑「仕事にハマる人々観察。というYou Tubeを運営しながら、このブログでも没入人生のヒントを発信しています。

今回の没入解説は、数多くのNetflix、テレビドラマ、映画の音楽を手掛ける作曲家さんです!

一流作曲家「ノグチリョウ」さんの密着を通じて天職のヒントを届けます

「本当に夢中になれる『天職』に出会いたい」
「今の仕事をこのまま続けていていいのだろうか……」

日々の忙しさや将来への不安の中で、そんなモヤモヤを抱えていませんか?

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や『ザ・ファブル』、Netflixの大ヒットドラマ『サンクチュアリ -聖域-』、TBS日曜劇場『Get Ready!』、さらにはタクシーアプリ「GO」や明治R-1のCM音楽まで——。誰もが一度は耳にしたことがある話題作の音楽を手掛ける作曲家・ノグチリョウさん。https://amar.tokyo/

ノグチさんが手掛けた曲たち

数々のヒット作を世に送り出すプロフェッショナルですが、驚くことに、彼が本格的に音楽業界に飛び込んだのは29歳の時でした。それまでは営業職やIT企業で働く、ごく普通の会社員だったといいます。

一度は夢を完全に諦め、二度も挫折を味わいながらも、なぜノグチさんは「どハマりする天職」に辿り着き、第一線で活躍できるようになったのか?

YouTubeチャンネル『没入図鑑「仕事にハマる人々観察。」』の密着取材とインタビュー動画(ノグチさん密着動画はこちら)をもとに、「没入人生」を生きるための具体的なヒントを紐解きます。

プロフィール

作曲家
ノグチリョウ

映画・ドラマ・広告を中心に活動する作曲家。
2017年より音楽プロダクションにて映像音楽制作に従事。
数多くの映画・ドラマ・CM音楽を手がけ、2021年に独立。
多様な音楽アプローチを駆使し、物語の感情ピークを音楽で増幅することを得意とする。
2024年、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の音楽を担当し、
興行収入45億円(当時の松竹映画の邦画実写歴代2位)を超える大ヒットを記録。
観客の感情体験を支える音楽として高い評価を得る。(手掛けた作品はこちら
HPInstagramX

解説元のノグチリョウさん密着動画はこちら

密着動画はこちらから再生できます。

【動画目次】
0:00 オープニング
0:37 映画音撮りに密着『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
3:25 作曲現場に密着
5:09 ノグチさん作曲実績は?
7:07 CM音撮りに密着
11:03 仕事の快感ポイントとは?
13:52 ノグチさん半生インタビュー
24:35 作曲部屋の紹介
28:14 没入人生のヒントインタビュー

ノグチさんに見る「プロの仕事と没入」

動画の前半では、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のナレーション収録現場や、ノグチさんの自宅作業部屋での音楽制作の様子を密着しています。

「大衆性(ポピュラリティ)」を信じる感性と快感ポイント

クライアントの要望や監督のこだわりに応えながら、答えのない「音楽」を作り上げていくプロセスには、プロとしての深い思考があります。ノグチさんは、自身の強みをこう語ります。

「僕は大衆性(ポピュラリティ)がある方だと思うんです。大体の人が『いいな』と思うものを僕も良いと思うタイプ。だから自分が『これ良いじゃん』と思えたら、おそらくいろんな人も良いと思ってくれるという感覚があります」

また、作曲家・音楽プロデューサーとして仕事をしていて「快感」を感じる瞬間は、制作のプロセスの中に3回あるといいます。

  1. デモ音源を作り、音楽監督から最初のOKが出た瞬間

  2. プロのミュージシャンが演奏し、自分のスケッチが鮮やかに彩られていく瞬間

  3. 作品が放送・配信され、エゴサーチで『音楽めっちゃいい!』という視聴者の反響を見た瞬間

自分が夢中になって生み出したものが、人の手を渡って洗練され、最終的に大衆の心を揺さぶる。この一連の循環こそが、ノグチさんの「没入」を支える大きな源泉となっています。

順風満帆ではなかった「2度の挫折」と「5年間のモヤモヤ」

今でこそ華々しい実績を持つノグチさんですが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。むしろ、一度や二度の挫折どころではない「苦悩の歴史」がありました。

【1度目の挫折】高校時代の夢と、音大受験での挫折

音楽との出会いは幼稚園の頃のクラシックピアノ。その後、高校2年生の時に見た映画『海猿』の音楽に「雷を落とされたような衝撃」を受け、映画音楽の作曲家になることを決意します。

しかし、音大受験の予備校で待っていたのは現実の壁でした。知識や楽譜の勉強がうまくいかず、先生から「本当に受かりたいなら、今から東大を目指すくらいの覚悟がないと難しい」と告げられます。

「音大に行けない=作曲家になれない」と思い込んだ17歳のノグチさんは、ここで一度、夢を完全に諦めることになります。その後は一般の4年制大学へ進学しました。

【2度目の挫折】勇気を出して飛び込んだ音楽会社を「2週間」で退社

大学卒業後、1社目の法人営業、2社目のWeb広告営業を経て、「やっぱり1回は音楽の会社に行ってみたい」と思い立ち、音楽制作会社のアシスタントプロデューサーとして転職します。

しかし、一般企業との働き方や社風のギャップに打ちのめされ、連発するミスと厳しい叱責に心がポッキリ折れてしまいました。結果、わずか2週間足らずで退職することになってしまいます。

好きだからこそ苦しい「5年間の不完全燃焼」

2度目の挫折の後、ノグチさんは「自分は音楽業界の体質に合わないんだ」と諦め、IT企業へ再就職しました。

そこからの5年間は、ノグチさんにとって「最もモヤモヤしていた時期」だったといいます。

「前職を2週間足らずで辞めてしまった後悔。『もっと何かできたんじゃないか』という思いがふとした時に蘇るんです。映画館でいい音楽が流れるたびに『ああ、もしかしたら自分もこういう仕事に就けていたのかな……』と。好きな映画を見るたびに、どこか素直に楽しめない苦しさがありました」

「本当は自分もそっちの世界に行けたかもしれない」という不完全燃焼の思いを抱えたまま過ごす日々。この苦しいモヤモヤこそが、実は彼の潜在意識に眠る「本当の情熱」の裏返しでした。

モヤモヤから這い上がり、「天職」へ手繰り寄せた行動力

5年間のIT企業時代、ノグチさんは会社員として働きながらも、個人的に作曲を続けていました。自分のため、あるいはラッパーやアーティストに曲を提供して「小銭を稼ぐ」ような活動を、誰に頼まれるでもなく続けていたのです。

そして29歳、いよいよ30代が見えてきたタイミングで、再び「音楽を仕事にしたい」という感情が抑えきれなくなります。

恥を忍んで掴んだ再挑戦のチャンス

ノグチさんが取った行動は、かつて2週間で逃げ出すように辞めてしまった音楽会社に、恥を忍んで「もう一度働かせてください」と連絡することでした。

当時の代表(動画内にも登場するグランドファンクの「茂木さん」)が温かく迎え入れてくれたことで、ノグチさんは再び音楽業界へ舞い戻ります。

最初は営業や制作の仕事が中心でしたが、ノグチさんの作る楽曲のクオリティの高さに社内が気づき始め、徐々に作曲の仕事が増加。ついには映画『フード・ラック!食運』(寺門ジモン監督)で全編の映画音楽を担当し、「気づけば憧れていた映画音楽の作曲家になっていた」という夢を結実させたのです。

動画から紐解く「どハマりする天職(没入人生)」を生きるヒント

動画の終盤(28:14〜)、オガワからの「昔の自分のように悩んでいる人へ、どうアドバイスするか?」という問いに対し、ノグチさんは非常に本質的な言葉を残しています。

ここからは、ノグチさんの実体験から得られる「没入人生を生きるための3つのヒント」を解説します。

【天職を見つけるための3つのヒント】
1. 「頼まれてもいないのに勝手にやっていること」に注目する
2. 過去の「モヤモヤや悔しさ」の中に本心が隠れている
3. 「遅すぎる」というブレーキを外し、アンテナを張る

ヒント①:「頼まれてもいないのに勝手にやっていること」に注目する

ノグチさんはIT企業で働いていた時代、ハードなスケジュールの中で音楽を作り続けていました。

「12時に寝て、朝4時に起きて出社するまで作曲し、帰ってきてから寝るまでまた作る。会社の有給休暇まで使って、ずっと音楽を作っていました」

これは誰かに強制されたわけでも、ノルマがあったわけでもありません。「その世界から離れたくなかった」という自発的な欲求があったからこそ、自然とエネルギーが湧き出ていたのです。

オガワの言葉にある通り、「誰にも頼まれていないのに、朝4時に起きてでもやってしまうことは何か?」「大切な有給休暇を使ってでも費やしたいものは何か?」という問いかけの中に、あなたが没入できる「天職」の種が必ず隠れています。

ヒント②:過去の「モヤモヤや嫉妬」は自分の本当の居場所を教えてくれる

ノグチさんがIT企業にいた5年間、映画を観るたびに感じていた苦しいモヤモヤ。それは一見ネガティブな感情ですが、見方を変えれば「自分の魂が本当に求めている場所」を指し示すコンパスでした。

誰かの活躍を見て羨ましくなったり、諦めたはずの物事に執着してしまうのは、あなたの中にまだ燃え残っている情熱がある証拠です。そのモヤモヤから目を背けず、「自分はやっぱりあの世界に行きたいんだ」と認めることが、再スタートの第一歩になります。

ヒント③:「遅すぎる」というブレーキを外し、アンテナを張る

「もう○○歳だから」「今さらキャリアを変えるなんて無理だ」と諦めていませんか? ノグチさんはこう語ります。

「音楽業界に入ったのは29歳。作曲家としては遅い方ですが、方向転換したとしても『なんとかなる』んですよね。遅すぎることはないです。導かれる時ってススっと導かれるものだと思うので、アンテナを張ってメッセージを素直に受け入れていくと良いのかなと思います」

年齢を言い訳にして挑戦を諦める必要はありません。大切なのは、自分の「やりたい」という本音に素直になり、縁やチャンスが巡ってきたときにスッと飛び込める「アンテナ」を常に立てておくことです。

没入人生を踏み出すための実践3ステップ

最後に、私たちが今日から「どハマりする天職」に向かって動き出すための実践ステップをご紹介します。

Step 1「無意識の行動」の棚卸し
休日やスキマ時間に、頼まれてもいないのに検索してしまうことや、時間を忘れて没頭してしまう作業をノートに書き出す。

Step 2「モヤモヤ」の言語化
他人の仕事や生き方を見て「悔しい」「羨ましい」と感じる瞬間を特定し、自分が本当はどうありたいのかを整理する。

Step 3小さな「有給の使い方」から始める
仕事を辞めるリスクを取る前に、週末や有給休暇を使って、自分が情熱を感じる分野に触れる・作品を作る・人に会うなどの「小さな一歩」を踏み出す。

まとめ:あなたの「生きていきたい世界」へ飛び込もう

ノグチリョウさんの半生は、一度諦めた夢や、途中で投げ出してしまった挫折があっても、「本当に生きていきたい世界」から離れずにアプローチし続ければ、人はいつでも天職に辿り着けるということを証明してくれています。

「朝4時に起きてでもやりたいことは何か?」

「有給を使ってでも没頭したいことは何か?」

その答えは、誰かに与えられるものではなく、あなたの日常や心の中にすでに存在しています。

「遅すぎることはない」というノグチさんの言葉を胸に、あなたも自分の心のアンテナを立て直し、本当にどハマりできる「没入人生」への一歩を踏み出してみませんか?

あなたの没入テーマを「発掘&言語化」インタビューセッション【天職の入口に立つ90分】

今回の記事ではノグチリョウさんの半生を通じて没入人生のヒント(天職のヒント)について解説してきました。

しかし、一つだけお伝えしたい事実があります。
**「自分の本当の欲求や没入テーマは、一人で考え込んでも絶対に見つからない」**ということです。

なぜなら、自分の「当たり前」の中にこそ本当の強みが眠っており、人は自分一人で自分の無意識を掘り起こすことができないからです。

だからこそ、一流のスポーツ選手や経営者も、客観的な「問い」を投げかけるプロの存在を必要としています。

\数々の一流人を観察してきたプロがあなたの魅力を掘り起こす/

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「ストレングスファインダーや自己分析を受けても、しっくりこなかった」
「自分のキャリアや生き方に、納得感のある軸をつくりたい」

紅白歌手や日本代表選手など、数々の「仕事に没入する人々」を取材してきたプロインタビュアーが、1対1の対話を通してあなたの中に眠る「没入の種」を発掘・言語化します。

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ABOUT ME
オガワタカシ /没入人生の翻訳家・プロインタビュアー
「没入図鑑|仕事にハマる人々観察。」運営者 【経歴】 年商74億企業の創業メンバー→全国60店舗脱毛サロン代表取締役→プロインタビュアー(対談実績: Jリーガー、元プロ野球選手、高橋歩、小橋賢児、山本義徳、日本チャンピオンボクサー、100万人TikTokerなど)